知っておきたい!住宅を購入するときの流れ
住宅を購入するというのは、人生における一大イベントであり、ほとんどの人が失敗したくないという気持ちで臨んでいるものでしょう。どのような流れで進行するのか知りたい人もいるのではないでしょうか。そこで今回の記事では、住宅を購入する時はどのような流れに沿って進んでいき、準備はどうすればよいのかということを詳しく解説します。
資金計画〜物件探し
住宅を購入するときにまず考えなければいけない点が、資金計画に関することです。住宅にかかる初期費用から、購入後にかかる維持費用まで、必要になってくる金額をできるだけ明確にしましょう。家を購入する際は、このような資金計画がどれだけ正確に練られているかによって、その後の日常生活が大きく変わってきます。
事前に想定した計画が無理のないものであれば、突然の出費に慌てる必要性も少ないでしょう。現在の収入から逆算して、毎月のローンの返済と購入後にかかる費用をしっかり検討し資金計画を立てれば、その後想定外の出費に慌てる必要はないため、必ず資金計画はしっかりと行いましょう。
資金計画をしっかりと考えたら、次に行うべきことは希望条件を満たす物件探しです。物件探しにおいては、資金計画に基づいて計算した予算を元に、住みたいエリアや間取り、購入金額に関する条件などをしっかりと整理して、情報を集めていく必要があります。
この際に、事前に検討した資金計画よりも大幅に費用が発生することなどが起きないよう注意してください。予算から足が出た状態で購入を決定してしまうと、家計に何十年間も負担がかかるため、その後の生活がかなり苦しくなってしまう可能性があります。住むことになるエリアや間取りは条件にあう物件によって変更してもよいですが、予算に関してはできるだけ上回らないように物件探しを行うよう努めてください。
内見〜契約
資金計画を元に物件探しを行って、無事希望する物件を見つけることができたら、次にやることは実際に現地に赴き内見することです。住宅を購入する際には、インターネットの情報だけではなく、内見で得られる情報もかなり重要になってきます。確かに現在では、事前に間取りなどさまざまな情報についてインターネットで確認できますが、実際に住むことになった場合は不都合が生じる可能性もあるのです。
部屋の向きや日当たりがどのような状態なのか、間取りはどのようになっているのか、収納スペースは充分存在しているかなどさまざまな点を確認してください。とくに水回りや床や柱の歪みなど、細かい点を見落としがちです。しかし、細かな点を内見の際にチェックしておくと、後からトラブルが発生することを防ぐことができます。
また内見の際には、居住環境がどうなっているのかというのも確認できるので、売主に確認しておくのもおすすめです。生活の利便性や近隣に住んでいる人など、聞いておくべき点は数多くあるものでしょう。事前に尋ねておきたいリストなどを作っておくのもよいかもしれません。内見を終えてその物件を気に入った場合は、契約を締結することになります。
実際に契約して物件を購入する際には、ほとんどの人が住宅ローンを選ぶことになりますが、この住宅ローンに関しても注意が必要です。自分が契約する住宅ローンが、無理なく毎月返済できるのか見極める必要があります。自分の現在の年齢・年収などをしっかり考慮して、住宅ローンを完済し終えるときがいつくらいなのか、計算しておきましょう。
返済期間を延長されてしまうと、利息が少しずつ増加してしまい、最終的に支払わなければいけない返済額が増えてしまうという大きなデメリットも存在します。病気や怪我といった予期せぬアクシデントも、人生の中にはつきものです。想定可能なアクシデントなども考慮して、無理のない返済プランを考えていかなければなりません。ローン契約を結ぶ相手にいわれるがままにならず、自分でも実際に1回は返済期間と総額をしっかり検討しておきましょう。
引き渡し〜入居
内見や契約などを行ったら、引き渡しを受け入居することになります。実際に引渡しを受けてからさまざまなトラブルが生じる可能性もあるでしょう。このようなトラブルを防ぐためには、事前にしっかりと確認しておかなければなりません。仮に引き渡しを受けて入居してから、住居に関してさまざまなトラブルが見つかったとしても、多少の劣化などにあたる場合になってしまうので、受け入れざるを得ないことがあるでしょう。
生活に支障が出るような重大なトラブルなどが起きた場合には、不動産会社などに損害賠償請求などをできますが、訴訟の準備などさまざまな煩雑な手続きをとる必要があります。細かいところまで内見をしっかりと行うことで、このようなトラブルが起きないように注意しましょう。
今回は住宅を購入するときに知っておきたい流れについて詳しく解説してきました。住宅を購入する際には、事前に行っておかなければいけないさまざまなことが存在します。後からトラブルなどが起きることを防ぐために、事前にしっかりと計画を立てて購入を進めていきましょう。