新築一戸建てと中古一戸建てはどっちがいい?
一戸建て住宅での生活は、マンションやアパートでの生活のように階下や両隣に気を遣う必要がありません。庭があれば大型のペットの飼育やガーデニングを楽しむことも可能です。しかし、実際に一戸建てを購入しようと考えたとき、新築と中古どちらにするべきか迷う人は少なくないでしょう。ここでは新築と中古それぞれの特徴などご紹介します。
早期決断がマイホーム実現への鍵
将来は自分の家として一戸建て住宅を持ちたいと考える人は数多くいますが、実際に早くから決断できる人はそう多くはありません。購入者全体の80%以上は30代から40代が占めています。若いうちは何かと不確定要素も多く、思い切った決断ができないのが現実です。もし出産や転勤などの転機が訪れたら、夢を実現させる大きなチャンスです。夢のマイホーム獲得について真剣に考えてみましょう。
できるだけ早く住宅の購入を検討したほうがよい理由の1つとして上げられるのが住宅ローンです。収入の少ない20代は支払い能力に不安を感じるものですが、収入の増える10年後や20年後を見据えた、ゆとりのある住宅ローンを組むことができます。さらに早期に支払いをはじめることで定年前の完済が可能になるので、老後資金の準備も楽になるでしょう。
しかもマンション購入では建物の価値が下がる一方ですが、土地付き一戸建て住宅なら土地を資産として手元に残せます。もしどうしても将来への不安を払拭できない場合には、購入後に自分では住まずに賃貸住宅とするのも1つの案です。そして団体信用組合に加入できるので、たとえ加入者に万が一のことがあってもローンの残りを保険金で支払えます。
このようにあらゆる対策を講じていくことで、リスクを最小限に抑えながら夢を実現させていくことが可能です。実際に住宅の購入をする場合にはいくつもの選択肢の中から自分に合うものを選んでいかなければなりません。中でも新築住宅にするか、中古住宅にするかは大きなわかれ道です。それぞれのメリットとデメリットを充分に理解したうえで慎重に選びましょう。
中古住宅は目的や予算を決めてから検討しよう
中古住宅なら同じような間取りの家でも新築住宅の約2割から3割以上安く購入できます。リノベーションをすれば、新築の性能を取り戻すことも可能です。しかもエアコンや照明などのインテリアが付いている物件もあるので、その分費用や手間が省けるというメリットがあります。そしてある程度使い込まれた家は独特の風合いがあり、古さゆえの魅力を持つことがあります。
さらに中古住宅は物件数が多いので、時間をかければ目的に合う家を見つけられる可能性も高くなるでしょう。現物を自分の目で見ることができるので、新しい生活へのイメージも湧きやすくなります。
ただし、もし中古住宅の購入を考えるなら、築年数をチェックしておくことが必要です。お目当ての物件が昭和56年6月1日以前に建てられたものなら旧建築基準法により建てられた家です。そのような物件はリノベーションにかかる費用がそれなりに高くなるうえに新しい法律により狭くなってしまうことがあるので注意が必要です。このような特徴を踏まえながら比較検討していきましょう。
安全性や快適性を考えれば新築住宅がおすすめ
地震による甚大な被害から、建物についての耐久性や耐震性に関心を寄せる人が増えています。そのようなニーズに応えるように、各ハウスメーカーなどでは揺れに強い建物について日々研究を進めています。
法律で決められた基準を満たすだけでなく独自に開発した耐震工法も持っています。そのような新築一戸建て住宅なら大きな地震が発生しても完全に倒壊する可能性は極めて低く、家族の安全を守ることが可能です。
そして新築一戸建て住宅の購入は税金面でも優遇されており長期の保証が受けられるというメリットがあります。そして新築一戸建て住宅の中でも建売住宅は郊外の造成地に建てられることが多く、区画整理された綺麗な街並みで快適に暮らすことができます。
一戸建て住宅の購入を真剣に考えられる機会はそう多くはありません。家族状況に変化が訪れたときがチャンスです。若いうちに住宅ローンの支払いをはじめれば、早期に完済させることが可能です。夢を実現させるためにも思い切った決断をしましょう。
中古住宅か新築住宅のどちらかを選ぶことになるので、目的や予算に合う選択をすることが必要です。中古住宅なら新築住宅よりも約3割以上安く購入できます。さらにリノベーションすれば住宅の性能を回復できます。
そして新築住宅では最新の耐震工法を用いて建てられているので、大地震が発生しても家族の安全を守ることができます。税金や保証の面でのメリットが多いのが特徴です。それぞれのメリットとデメリットを知ったうえで比較検討しましょう。