分譲(建売)住宅の維持費ってどのくらいかかるの?
不動産を購入した場合、まず考えなくてはいけないことが維持費になります。購入時にかかった以外のお金が、その後不動産を維持していくために必要になります。
これをしっかりと押さえておかなければ、意外に費用が掛かってしまい焦る原因になります。それをなくすためにも、どのような維持費が発生するのかそれを把握しておきましょう。
毎年必ず必要になるのが固定資産税
賃貸住宅に住んでいる場合にはその建物や土地を所有しているわけではないので、固定資産税を課されることはありません。固定資産税が課されるのは、その建物や土地を所有している貸主になります。
なので分譲住宅などの不動産を購入した場合、その所有者になるため固定資産税を課せられることになります。不動産を購入した際には、その後毎年支払うことになる税金にも注意することが必要です。
土地や建物を元に算定される税金であり例年1月1日の段階で、固定資産を所有している人は各市町村に納税する義務があります。毎年必ず払う必要があるものですが、その納税額は計算方法が決められています。
固定資産評価額に標準税率を掛けて計算されますが、評価額は3年に1度見直されるので変動することに注意しなければいけません。標準税率も市町村によって変動したりするので、市町村役場に棟合わせをして確認することも大事なことです。納税額は市町村が計算をして通知が届くので、その額に基づいた税額の納付が必要で一括払いか年4回の分割払いを選ぶことが可能です。
また住宅や住宅用の土地は課税標準額や税額の軽減措置の特例があり、申請しなくても市町村で手続きをしてもらうことができます。その他にも市町村によって、都市計画税も必要なのでそれも覚えておきましょう。
家を長持ちさせるための修繕費も必要
建物は年が経つことにより劣化し、それは分譲住宅などの不動産にも同じことが言えます。そのため長く安心して使うためには、定期的に修繕する必要があります。これも三郷市などで不動産を所有したら必要になる、修繕費です。
とりわけ必要になることが、外壁や屋根のリフォームになります。家の外にある場所であるため、日光や雨風などの環境の影響を直接受けている場所です。外壁の塗装が劣化してしまうとそこから雨などが染みこむなど、雨漏りの原因になります。それを防ぐためにも定期的に外壁や屋根の塗装が必要で、場合によってはサイディングなどの外壁の張替えが必要です。
これらは早ければ10年くらいで塗り替える必要があり、その費用も安いものではありません。これをしっかりと押さえておくことも、分譲住宅を購入する際には必要です。
また家の外だけでなく中のことも重要で、壁紙を張り替えたりフローリングが傷んだらそれを替えることもあります。外にある物よりも劣化するのは遅いですが、家の中をきれいにしておきたい場合にはDIYでもいいので綺麗にしておくことが大切です。
これら以外にも水回りの設備の交換やシロアリ駆除、生活家電の買い替えなども考えられます。一度にすべてするとなると莫大な費用が掛かるので、それぞれ行う年をずらして対処できると安心できます。
万が一のための保険料や自治会費
分譲住宅などを購入するローンを組む場合には、火災保険の加入が義務付けられていることもあります。また木造住宅は自然災害に弱い側面を持つので、保険には加入しておいた方が安心です。
保険会社や補償内容によっても値段は違ってきますが、オプションを付けることにより保険料が上がります。また日本は地震が多い国でもあり、火災保険だけでなく地震保険も加入しておくとより安心です。ちなみに地震保険は火災保険とセットでの加入となります。これ以外にも家具などの家財が破損した際に補償を受けることができる、家財保険というものも存在します。
自分に必要な保険をしっかりと見極めて、加入するようにしましょう。自治会費というものがあり、一戸建てに住んだ場合には定期的に掛かることが多いです。アパートなどに棲んでいるとそうではありませんが、一戸建ての場合にはほとんどの場合に発生します。年会費が安いところもあれば高いところもあり、町内の行事ごとに寄付金を納める必要がある場所もあります。
できる限り払いたくないものになりますが、払うのであれば安い方が費用も少なく済むのも事実です。そのため三郷市で住宅を購入する場合には、希望する住宅がある自治会に確認しておくことも大切です。そうしておくことが後々のトラブルも少なくできるので、事前に調べられることはしておきましょう。
分譲住宅の維持費には固定資産税に修繕費、保険料や自治会費などが含まれます。毎年かかる物もあればそうでないものもあり、毎年掛かるもの以外は分散できるようにしておくと安心です。このような維持費があるので、しっかりと計画を立てることが大切です。