不動産会社ってどう選べばいいの?いい担当者の見極め方とは
「マイホームを買いたい」「マンション経営をしたい」と思った時、不動産業者に仲介をしてもらう必要があります。そして、理想の物件に出会えるかどうかは担当者の良し悪しで決まるといっても過言ではありません。不動産の取引をする際、どの不動産業者を選ぶかよりもどの担当者を選ぶかが重要な時代。今回は担当者の見極め方をご紹介します。
いい不動産会社の見極め方
いい不動産担当者を見つけるためには、いい不動産会社を見つけなければなりません。「トラブルがあったのに対応してくれない」「理想の物件じゃないのに強引に契約させられた」こういったことが起きた場合、いい不動産会社とはいえません。満足のいく不動産取引をするために、まずは、いい不動産会社を見極めるポイントを紹介します。
コンプライアンスを守っている会社
その不動産会社が法律を遵守しているかどうかを必ずチェックしましょう。不動産の業界団体に加入していない、不動産情報や会社名を記載した看板が道路にはみ出しているなどの行ためはコンプライアンスに違反しています。このような行為を行っている会社は避けるようにしましょう。
顧客の立場に立って話をしてくれる
顧客は理想の物件の情報が欲しくて、不動産会社を訪ねます。それなのに、目当てではない他の物件ばかり提案してくる不動産会社には注意しましょう。自社のことを第一に考え、顧客のことを二の次に考えている会社と納得のいく取引ができるはずもありません。
不動産会社を選ぶときのポイント
「不動産会社はコンビニよりも多い」というデータがあるほど街中には不動産会社があふれています。数ある不動産会社から一つを選ぶ際、家から近いなどの安易な理由で選んでしまいがちです。いい不動産会社と悪い不動産会社についてお話ししてきましたが、ここからは、実際に会社を選ぶ際にチェックした方がいいポイントを紹介します。
専門性が高い
いい不動産会社というのは自社の得意としている案件、地域がはっきりしています。「買取に特化している」「売却に特化している」「都内の特定のエリアに強いパイプがある」など用途に合わせて専門性が高い会社を選ぶようにしましょう。
ネットのクチコミ評価が高い
今の時代、会社の評判はSNSやネットにすぐに書き込まれます。自社がサクラとして書き込んでいることもあるので過度に信用するのは危険ですが、あまりにも悪い評価が多いようでしたら、注意が必要です。街中には不動産会社が多くあるので迷ったときにはクチコミ評価が高い会社を探すようにしましょう。
営業年数が長く実績が豊富
いい不動産会社は実績や営業年数が豊富です。営業年数が短い会社が、必ずしも悪い会社というわけではありませんが、何ヶ月もかけて検討した結果、いざ依頼しようと思ったときに潰れてしまっていたら困ります。営業年数が長い会社ということは、それだけ継続的に利益をあげている安定した会社であり、その分だけ地域の不動産事情に詳しいのが普通です。一つの目安としてチェックしてみましょう。
相性のいい担当者を見つける方法
「扱っている情報は同じだから不動産の担当者は誰でも構わない」そう思っていませんか?物件の周辺状況や、オーナーの人柄などは担当者が知っています。また、不動産の売買になると半年から一年の間、担当者と活動していくことになります。気持ちのいい取引をするためにも、担当者との関係が非常に大切です。ここからは、相性のいい担当者を見つける方法についてご紹介します。
顧客の話を聞いてくれる
こちらはお客さんとして訪ねているのですから、話を聞いてくれるのは当然のことのように思うかもしれません。しかし、少し話を聞いただけでこちらの希望とは違う物件ばかりを提案してくる場合があります。いい不動産担当者は顧客の話を丁寧に聞いてくれ、希望の物件を提案してくれます。もちろん希望どおりの物件がないこともありますが、その際にも顧客の希望をないがしろにすることはありません。
デメリットを伝えてくれる
物件によっては地震が多い地域、水害や土砂災害が多い地域に位置していることも少なくありません。そんな物件のメリットだけではなく、デメリットやリスクを顧客目線で正直に伝えてくれる担当者は、いい担当者ということができるでしょう。逆に物件のメリットだけを言ってくる業者は避けるようにしましょう。
レスポンスが迅速
レスポンスの速さは、そのまま担当者の信用につながります。不動産の売買は人生に関わる大きな取引です。大きい取引だからこそ顧客は質問や疑問があって当然です。質問しても1週間返事がなかったり、無視されたのであっては安心して取引はできません。聞いたことには、丁寧に迅速にレスポンスしてくれる担当者と出会うことができれば、納得のいく安全な取引ができるはずです。
今回は、不動産会社といい担当者の見極め方についてご紹介しました。重要な取引のパートナーとなる不動産の担当者選びは非常に重要です。だからこそ安易に選ぶのではなく、今回ご紹介したポイントをもとに、信頼できる不動産会社と担当者を探しましょう。